Voltage SecureDataは、機密データを保護、あるいは匿名化するための、フォーマット保持型暗号(FPE:Format Preserving Encryption)、トークナイゼーション、ハッシュ、データマスキング、そして鍵管理を提供します。FPEが、保存中、転送中、あるいは利用中のデータを包括的に保護しますが、VoltageのFPEは、NIST標準(※)のFFX - FF1 mode of AES (SP800-38G)に基づいており、強固な暗号化方式でデータを守ります。
(※)NIST標準のフォーマット保持型暗号(Format Preserving Encryption)とは、National Institute of Standards and Technology:アメリカ国立標準技術研究所で標準化されている、元のデータのフォーマットを維持したまま暗号化する、新しい技術です。
暗号化されても、フォーマット(文字の種類や長さ)が保持されているので、既存アプリでそのままデータを取り扱うことができます。そのため、テスト環境での検証用や第三者による高度なデータ分析等、積極的なデータの活用を可能にします。開発やテストをアウトソースしている場合にも安心してデータを渡すことができます。
また、トークナイゼーションによりクレジットカード情報保護に関するPCI DSS対応の問題も解決します。独立系審査機関が、PCI DSS監査対象を削減できることを認定しています。
最近では多くの企業や組織がクラウド化を進め、クラウドファーストまたはクラウドオンリーという戦略的な意思決定もされるようになりました。Voltageは、クラウド上のビジネスアプリケーションにもデータセキュリティを提供でき、AWS、Azure、Google Cloud Platform上のクラウドネイティブサービスとしてデータのプライバシーと保護を提供します。(マイクロフォーカス、Voltage SecureData Serviceを発表、特許取得済みのプライバシー保護技術をクラウドネイティブで提供)
Voltage SecureDataは、「The Forrester Wave™: Dynamic Data Masking Solutions, Q3, 2021(2021年第3四半期のダイナミックデータマスキングソリューション)」において、リーダーの評価を得ており、「データ分類」、「マスキング技術」、「パフォーマンスと拡張性」、「データの解読や推察の防止と検知」、「コンプライアンス」、「使いやすさ」、「柔軟性」、「付加的なセキュリティ機能」の各項目で、最高得点を獲得しました。(マイクロフォーカス、データプライバシーおよび保護ソリューションのポートフォリオが独立系調査会社によりリーダーに選出)
Voltage SecureDataで、オンプレミス、クラウドに共通した形式でデータそのものを暗号化し、お客様の個人情報保護を行うことで情報漏洩の際のリスクを最小化できれば、データ流出による金銭的損失だけでなく企業としての信用も失うことは回避できるのではないでしょうか。