マイクロフォーカス、低リスク、低コストでITを変革するIT運用管理プラットフォーム 「OPTIC」 を発表

※本資料は、Micro Focus社が3月23日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。

報道関係各位

2021年4月2日

マイクロフォーカス、低リスク、低コストでITを変革する
IT運用管理プラットフォーム 「OPTIC」 を発表

既存のシステムやツールを活用してビジネスユーザーのエクスペリエンスを統一し、
業務効率を向上させる新ITプラットフォーム

2021年3月23日 米国カリフォルニア州サンタクララ

Micro Focus(LSE: MCRO; NYSE: MFGP、マイクロフォーカス)は本日、Micro Focus OPTIC(Operations Platform for Transformation, Intelligence and Cloud)のリリースを発表しました。OPTICは、内蔵された無制限の利用が可能なインテリジェンスを中核に、完全なパートナーとしてクラウドを最適化する機能を備え、IT運用を強化します。企業がデジタルエコノミーの変化するニーズへの対応に追われ、分散化した従業員の生産性向上させようとしているなか、Micro Focus OPTICは、変化する期待に応えるためにITを変革する複雑な作業を簡素化します。

マイクロフォーカスのITOM(IT運用管理)プロダクトマーケティング担当シニアディレクターであるトラビス・グリーン(Travis Greene)は次のように述べています。「理想的なITプラットフォームは、将来のメンテナンスのために技術的負債を作ったり、AI/MLのために余分なコストをかけたり、クラウドと従来の環境をまたいで管理する能力を制限したりして、複雑さを助長するものであってはなりません。Micro Focus OPTICを導入することで、企業はプラットフォームに組み込まれたインテリジェンスを活用し、クラウドのアジリティを維持しながら運用のベストプラクティスを拡張することで容易にトランスフォーメーションを図ることができます」

Micro Focus OPTICの主な機能は次のとおりです。

  • 脆弱なカスタムコードなしで生産性を向上する組み込み型の「ベストプラクティス」コンテンツによる統合的なプロセス自動化
  • クラウド環境とオンプレミス環境の両方で、現在の構成に基づいた効率的な管理を可能にする検出とトポロジマッピング
  • スマート仮想エージェントを利用してユーザーの負担を軽減し、応答時間とスタッフの効率を向上させるユーザーセルフサービス向け標準化インターフェイス
  • クラウド内、コンテナ内、サービスとして、またはオンプレミスに導入でき、必要に応じて切り替えに対応する柔軟な導入オプション
  • 予期せぬコストを生じることなく機能毎にオンデマンドで利用できるモジュール式の構成要素と柔軟なライセンシング

Micro Focus OPTICの中核となる組み込み型のインテリジェンスは、ほとんどのサードパーティ製監視ツールを含むIT環境内の各種ソリューションから生成されるあらゆるデータを正規化、保存し、そこから意味を見出す広範な分析を提供します。Micro Focus OPTICはまた、オンプレミスのアプローチと連携してクラウドサービスの検出、監視、管理、ガバナンスを行い、顧客エクスペリエンスとビジネスリターンを最大化します。クラウドを完全なパートナーとすることで、企業はパフォーマンスと可用性の管理を一元化し、マルチクラウド導入オプションによって新たな可能性を追求することができます。デジタルトランスフォーメーションが戦略的ビジネス変化を推進し続けるなか、マイクロフォーカスは、お客様がすでに機能しているシステムをベースに、トランスフォーメーションに対して負担の少ないハイテクアプローチを採用できるようにすることを目指しており、Micro Focus OPTICはその方法のひとつです。

Micro Focus OPTICのコンポーネントは、Micro Focus ITOM製品とともにライセンシングおよびインストールされ、お客様の利用の拡大に応じて価値を段階的に提供します。

追加情報

Micro Focus OPTICの詳細については、本資料末尾のブログもご参照いただけます。

以上

マイクロフォーカスについて

マイクロフォーカスは、エンタープライズソフトウェアを通じてグローバルで40,000以上のお客様のビジネスの遂行と変革、適応を支援しています。堅牢な分析エコシステムに支えられた包括的なポートフォリオを持つマイクロフォーカスは、既存技術と新興技術のギャップを埋める実用的で顧客中心のソリューションを提供し、企業がスマートデジタルトランスフォーメーションを実現できるよう支援しています。

マイクロフォーカスエンタープライズ株式会社は、マイクロフォーカスの日本法人です。マイクロフォーカスに関する詳細は www.microfocus.com、マイクロフォーカスエンタープライズ株式会社に関する詳細は https://www.microfocus-enterprise.co.jp/ をご覧ください。

<本件に関する報道関係者のお問い合わせ先>

■マイクロフォーカスエンタープライズ株式会社

担当:河口 雄一郎
TEL:090-4812-3220
E-mail:yuichiro.kawaguchi@microfocus.com

■ 添付資料:参考ブログ

(ブログ原文)

Announcing OPTIC - The Operations Platform for Transformation, Intelligence and Cloud

https://community.microfocus.com/t5/IT-Operations-Management-Blog/Announcing-OPTIC-The-Operations-Platform-for-Transformation/ba-p/2863183?_ga=2.129051788.1443074053.1616982583-11716359.1576028621

OPTIC (Operations Platform for Transformation, Intelligence and Cloud) を発表

執筆: greenetw, Micro Focus Expert‎, 2021-03-23

ITトランスフォーメーションに向けたITプラットフォーム

現在、あらゆるソフトウェアベンダーがITプラットフォームを提供していますが、それにはもっともな理由があるようです。適切なITプラットフォームは、デジタルトランスフォーメーションの取り組みを支援できます。従業員は、自動化されたフルフィルメントによるサービスのリクエストなど、さまざまなデジタルサービスやデジタルプロセスを利用して、より効率的にセルフサービス化を推進することができます。プラットフォームが優れていれば、統合の構築と維持を行う必要がなくなります。共有データや分析を介して、より優れた知見がもたらされ、UIとベストプラクティスによりユーザーの学習が短縮化され効率向上とコスト低下による改善が見られるはずです。

しかし、すべてのITプラットフォームが等しく作られているわけではありません。多くのプラットフォームは、デフォルトの状態なので、カスタムコーディングが必要です。このコーディング作業は、将来のメンテナンスのための技術的負債を生み出し、人工知能 (AI) /機械学習 (ML) の価値を押し下げ、総所有コスト (TCO) を増やすことになります。しかも、チーム間で、クラウドとオンプレミスへの複数の投資全体にわたって、各プロセスステップとリコンサイル(照合)プロセスを実装するためのベストプラクティスに同意する必要があります。ITプラットフォームは、リスクを生むものであってはなりません。

Micro Focus ITOMプラットフォームの進化

Micro Focus、ITOM Platformの新ブランドを発表。OPTIC (Operations Platform for Transformation, Intelligence and Cloud) と命名していますが、今回リブランディングする理由をご紹介します。

Micro Focusの最初の「ITOM プラットフォーム(IT運用管理プラットフォーム)」は主に、コンテナを使った製品のインストールとアップデートを簡略化する必要性に対処するために、2017年に発売されました。過去4年間にわたって、当社のプラットフォームテクノロジーは進化を続けてきました。マイクロサービスをベースとした共有サービスの増加に伴い、ID管理、シングルサインオン、コンテナ管理のアプローチを統合し、APIゲートウェイを介した統合機能を拡張してきました。しかも、2020年に遂げた進展は、まさに次の段階へと進むものでした。

2020年のテーマは、エクスペリエンスを劇的に高める「集約」でした。この前進が、当社のITOM Platformに新しい名前が必要だという判断の決め手になりました。実現された特定の集約機能は、次のとおりです。

  • ユーザーエクスペリエンスの集約

HCMXAsset Management Xのリリースに伴い、非常に直観的なユーザーセルフサービス向けのSMAXインターフェイスの標準化に着手しました。ゆくゆくは、当社のEnterprise Service Management製品のすべてにこのインターフェイスを採用して、エンドユーザーをサポートします。

  • データと分析の集約

OPTIC Data Lakeに改名されるCOSO Data Lakeは、Micro FocusのOperations BridgeNetwork Operations ManagementData Center Automationや膨大な数のサードパーティベンダーのデータの収集、正規化、保存を簡略化します。自動イベント相関など、重要な運用タスクのための一般的なデータ分析とデータ可視化を可能にします。

  • 自動化機能の集約

Micro FocusのRobotic Process AutomationOperations Orchestrationを統合し、UIとAPIの両方をベースとした自動化プロセスと自動化ワークフローにおいて、複数のアプリケーションとデジタルトランスフォーメーションのユースケースにまたがる最高のものを提供します。

  • 検出とトポロジマッピングの集約

Micro FocusのUniversal DiscoveryとUniversal CMDBは、ハイブリッドIT資産の検出とマッピングに関して、間違いなく世界レベルです。しかも、2020年、Micro Focusは、Smart Software Analyticsを使って、マルチクラウド、コンテナ、オンプレミスITの全体でハイブリッドIT資産を検出しマッピングすることで、認識されていないソフトウェアを特定する単一インスタンスを複数のMicro Focus製品で提供できるようになりました。

2020年は、パンデミックにもかかわらず、当社の研究開発チームにとって飛躍の年となりました。この大きな成果の達成によって、OPTICという新たなブランドを打ち立てることになりました。

Micro Focus IT Platformの違い

Micro Focusは、他社のプラットフォームを追随せずに、リスクを伴わない変革を支援するOPTICを構築しました。無制限に利用できるインテリジェンスをコアに組み込み、完全なるパートナーとしてクラウドの使用を最適化します。

リスクを伴わない変革

OPTICは、オープンで構成可能なREST APIと多様なコネクターのセットを使って、すでに機能しているものをベースに、実用的なトランスフォーメーションを可能にします。つまり、既存のレポーティング用のビジネスインテリジェンス (BI) ツールといった、利便性の高い主力システムを置き換える必要がありません。それどころか、リスクを軽減する次のような機能を使用して、これらのソリューションを構築できます。

  • 脆弱なカスタムコードを必要とせずに生産性を高めるベストプラクティスを組み込んだ統合型のプロセス自動化。
  • 現在の構成に基づいて効率的な管理を可能にするクラウドとオンプレミスの両方の環境に対応した検出とトポロジマッピング。
  • ユーザーのフラストレーションを軽減すると同時に応答時間とスタッフの効率性を改善するスマートな仮想エージェントを搭載した、ユーザーセルフサービス向けの単一インターフェイス。
  • クラウド、コンテナ、as-a-Service、オンプレミスでの柔軟なデプロイメントオプションと、必要に応じて切り替えを可能にする能力。

無制限に利用できるインテリジェンスをコアに組み込む

競合他社は、先を争うようにしてAI/MLツールと連携するか買収するかして追加的な対応を図っています。そして、このAI/ML機能の利用に対してユーザーに追加請求を行っていますが、OPTICは違います。無制限に利用できるインテリジェンスをコアに組み込み、さまざまなIT環境で使用される多様なツールによって生成されたすべてのデータを正規化し、保存し、その意味を理解します。コストを節約するだけでなく、インテリジェンスを組み込むことで、OPTICの既知のデータソースに合わせて完全に調整されたアルゴリズムによって、より優れた分析が行えるようになります。

完全なるパートナーとしてクラウドの使用を最適化する

OPTICは、オンプレミスアプローチと並行して、パブリッククラウドサービスの検出、監視、管理、制御を行うことを可能にすることで、カスタマーエクスペリエンスとビジネスリターンを最大化します。クラウドのコストとポリシーに見えない防御線を張ることができます。ハイブリッドクラウドとオンプレミスのすべてのアプリケーションとインフラストラクチャ全体にわたって、パフォーマンスと可用性管理を統合できます。また、マルチクラウドのデプロイメントオプションにより、新たな可能性を追求し続けていくことができます。クラウドをパートナーとする際に、クラウドの俊敏性を維持しながら運用のベストプラクティスを拡張することが可能です。

変革のためのプラットフォーム

一言で表すと、OPTICは、ビジネスに求められるセルフドライビングIT (運用自動化) の実現に向けて、革新的なサービスの迅速な導入を支援するために構築された自動化エンジンです。すでに機能しているものをベースにして、ビジネスのユーザーエクスペリエンスを統合し、運用効率を高めるために、「高度なテクノロジーを、低リスクで」取り組むことができます。コアに組み込まれているインテリジェンスによって、追加費用なしでツールをよりスマートにすることができます。また、クラウドの使用を最適化することで、あらゆる環境でのサービス提供も最適化できます。端的に言えば、一切のリスクなしで、必要な場所でトランスフォーメーションを実践できます