Data Protector 24.2 リリース概要:セキュリティ面における新機能と強化点

2024年5月24日にリリースされたData Protector 24.2のセキュリティ面における新機能と強化点概要をご案内いたします:

異常検出の強化:DP24.1ではフルバックアップだけでしたが、DP24.2よりインクリメンタルバックアップのサポートを含むバックアップ時の異常検出機能が強化され、フィルタリング、ソート、セッションへのナビゲーションなどのワークフロー改善がユーザーインターフェースに追加されました。これにより例えばランサムウェア攻撃を受けている(受けた)場合等で、今までのバックアップのデータの流れと異なることを可能な限り検出できる様になりました。

Magellanレポーティングの強化:OpenText Magellanレポーティングのサポートが強化され、コンプライアンスレポート、仕様レポート、セッションレポート、プールとメディアレポートなどのレポートカテゴリが追加されました。
これにより、レポートをインタラクティブに表示し、フィルタリング、ソート、さまざまな形式でのエクスポートオプションが可能になりました。

OpenText DocumentumMicrosoft SQL Server統合:Oracleデータベースサポートに加えて、Data Protector 24.2には、Documentum ServerとData Protectorを統合するためのMicrosoft SQL Serverデータベースサポートが含まれています。

OpenText Webrootによるマルウェア保護:Data Protector 24.2は、OpenText Webrootサービスと統合することでWindowsサーバーのエンドポイント保護をサポートし、マルウェアに対する迅速な保護を提供します。

VMwareディスクバックアップの自動化:Data Protector 24.2では、VMホストの特定のディスクをバックアップするためのユーザー定義のカスタム属性を許可します。
vCenterのカスタム属性で各オブジェクトに特定の値を割り当てるためにカスタム属性を使用します。

多要素認証セキュリティの強化:Data Protector 24.2は、Data Protectorのセキュリティを強化し、復元操作のコマンドラインユーティリティの使用を、2要素認証が有効になっているユーザーのみに制限します。
これにより、Data ProtectorのコマンドラインユーティリティとREST API間のセキュリティリスクが軽減されます。

OpenLDAPeDirectory設定のGUIサポート:Data Protector 24.2では、既存のCLIサポートに加えて、Data Protector GUIを使用してOpenLDAPとNetIQ eDirectoryを設定できます。

ONTAP REST APIを使用したNetAppアレイの復元:Data Protector 24.2は、ONTAP REST APIを使用したNetAppアレイストレージのバックアップと復元のサポートを導入します。

統一開発者キット:Data Protector 24.2には、Data ProtectorでサポートされていないLinuxアプリケーションでのバックアップと復元機能の実装に使用できるUnified Agent Software Development Kit(SDK)が含まれています。

Webベースのセッション監視:Data Protector 24.2は、セッションとセッションオブジェクトの監視のサポートを含むWeb UIを強化します。

クラウドワークロード用Data Protectorの強化:クラウドワークロード用Data Protector 6.1.0の新しい強化については、DP4CW 6.1.0ドキュメンテーションのこのリリースの新機能を参照してください。

【引用先:Data_Protector 24.2 ReleaseNotes

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