・・・とはいいつつ、HP ALMのSaaS版は以前からあるのですけどね。
今年に入ってから弊社ではSaaS提供サイトの整理統合に着手して来ましたが、その結果HP AGMと同じサイトから利用出来るようになりました。「SaaS版は英語UIでの提供」とか気になる点もありますが、昨今はグローバルワイドでのご利用案件もおかげさまで増えているので、この際気にせず、ご紹介したいと思います。
もちろん、オンプレミス版は日本語UI提供しています。後日別投稿で紹介しますので、少々お待ちを。
申し込む前に、 HP AGMとHP ALMの位置付けを簡単に
本ブログでは以前からHP AGMの紹介をしてきましたが、HP ALMはHP AGMと比べて何が違うのでしょうか?
- カバーする工程の範囲が広い
HP AGMは、Scrumをベースとしたアジャイル開発チームのプロジェクト運営サポートに特化した管理ツールです。要件(ストーリー)とか不具合、タスクをバックログで管理して、バーンダウンで消化状況を見て・・・ってアジャイル屋さんにはおなじみの管理機能が提供されます。ただ、テスト関係の情報はサポートしていません。
HP ALMは、HP AGMと比べるとよりウォーターフォールプロジェクト向きの"BPMNを取り込んだビジネス要件からシステム要件"の管理、不具合、テスト計画から実行と結果まで、単一サービスで管理します。 - テスト製品と連携と実行制御
HP UFTやHP LoadRunner,HP Sprinter等のテスト製品群と連携します。各々が利用するスクリプトをHP ALMの管理するテストケースと紐付けたり、テストの実行順のデザインやタイマーによる自動実行等のコントローラ的役割も担うことができます。 - レポーティング周りがえらくリッチ
HP ALMは前述の各種の情報に基づく進捗状況、品質状況の可視化はもちろんのこと、KPIを使った健康状態の管理や外部Excelとの連携など、可視化手段が豊富です。
・・・とまあ、違いはいろいろあるのですが、きりがないので、早速評価版の申し込み手順の紹介に進みましょう。
評価版を申し込むまで
では早速サイトに行きましょう(http://saas.hp.com/ ) → http://saas.hpe.com ※2016年4月23日修正
HPの製品ロゴの横、「製品」をクリックすると、SaaSで提供されているサービスの一覧が表示されます。
右下に「Application Lifecycle」があります。ここの「Application Lifecycle Management」がHP ALMへのリンクです。
これをクリックすると次のページに飛びます。
そのまま「無料で体験する」をクリックしましょう。
お約束の「あなたのことを教えて!」とばかりに入力を促されますので・・・教えてください。
無事Sing Upすると、「登録していただいたメールアドレスに確認のメールが飛びよん」と通知がでます。
そこでメールボックスを見てみると・・・
確認のメールが来てるはずです。「Confirm Email」をクリックして承認します。
ここで承認すると、評価版サイトのほうでは、サンプルのプロジェクトデータを入れた評価専用のテナント(ま、作業場所みたいな感じです)を用意します。準備できると以下のメールが飛んできますので、「Sign In」しましょう。
次のサインイン画面がでますから、ユーザID(登録されたメールアドレス)とパスワードを入れてサインインします。
すると、次の画面が現れて、HP ALMが利用可能な状態になっていることがわかります。
このサイトでは、HP AGMやHP StormRunner Loadも提供しているので、それらも申し込むと、上図に並んで表示されます。
では、HP ALMを起動してみましょう。
右横の「Launch」ボタンをクリックすると、次の画面が表示されてHP ALMにアクセス出来たことがわかります。
これで無事評価版が利用出来るようになりました。
ちょっとその先まで
上図を見ると、「ALM Desktop Client」と「ALM Web Client」の2つのクライアントが提供されていることがわかります。以前のALMでは、マイクロソフトIEのみをサポート対象にしていました。これは、UIにActiveXを利用しているためですが、このSaaS版で提供されているHP ALMバージョン12から、FirefoxやChromeでも利用できるようになりました(ただし、機能は限定されています。だんだんと追加していく予定です)。「ALM Desktop Client」はActiveXを使った従来のUIでクライアントの全機能が使えます。「ALM Web Client」は、新しく加わったクライアント機能で、要件と不具合の管理のみが提供されています(ですが、この要件管理機能が、Desktop Clientよりも良くできています。おいおい説明していくつもりです)。
では、IE11を使って、Desktop Clientを起動してみましょう・・・って、ここからActiveXのコンポーネントのダウンロードが始まりますから・・・ちょっと時間かかります・・・ま・・・まだ・・・・出た!
ActiveXコンポーネントのダウンロードが終わると、上図にあるようにドメインとプロジェクトがあらかじめ設定された状態で使えます。「Connect Project」をクリックすると、プロジェクトに接続します。
上図は、要件管理機能(Requirements)のツリー表示を使った例ですが、ごらんのようにサンプルデータが入っています。
ちなみに、「Web Client」は、↓こんな感じ。
同じ要件管理機能なんですが、だいぶ雰囲気が違うことがお分かりいただけると思います。
まだまだ続く・・・
ここまででサンプルデータを使ってHP ALMの操作をいろいろ試してみることができます・・・とはいっても機能が豊富なのでどこから手をつけていいか迷ってしまうかもしれません。
そこで、すでにUFTやLRで連続投稿している「そこからはじめよう」シリーズ、ALMでもやることにします。
題して「こっちもやっておこう」シリーズ!"管理"といえば、「Excelで"できてる"からいいじゃん」という諸兄に、
「できてないじゃん」と言う、挑戦的な・・・(うそです)。
ということで、管理系ツールも取り上げていきますので、引き続きよろしく。
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