Vertica 10のリリース ~大規模なスケールで統一された予測分析プラットフォームの提供~

  • hibiki

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Verticaの新しいメジャーバージョンの打ち上げです!!Vertica バージョン 10 はマーケットにおいて最も開発柔軟性の高い分析データウェアハウスとして舞い上がります。高速かつ極めて高い拡張性を持つこのプラットフォームは、各業界でのチャレンジングなデータ分析に有効なさらなる能力を与え、かつ最先端の機械学習機能を提供します。ありとあらゆるデータを用いたデータ分析があなたのビジネスを一気に成層圏まで到達させることができるでしょう。

プレスリリース(英語)
Micro Focus Announces Vertica 10, Delivering Unified Predictive Analytics at Massive Scale

プレスリリース(日本語)
マイクロフォーカス、大規模で厳しい要件に柔軟に対応する分析プラットフォーム Vertica 10を発表

このリリースのテーマは「解放」です。大規模な開発およびパフォーマンスにおいて一切の制約を持たない新しい高みに到達するための「解放」です。すべての新しい機能は、今まで実現できなかったことを可能にするための「解放」を提供します。

場所・方法を問わない実装を可能にする「解放」

  • Vertica in Eon Modeは新たにGoogle Cloud Platformをサポートします - 進化したManagement Consoleはウィザードベースの設定画面を提供し、事前に設定の済んだVertica in Eon Modeの環境を15分でAWSに構築することができ、今回、Google Cloud Platformにおいても同様な構築を行うことができます。
  • Vertica in Eon Modeは新たにHDFSをサポートします - Vertica in Eon Mode for Pure Storage および Vertica in Eon Mode for MinIOに加え、Vertica in Eon Modeはオンプレミス環境の共有ストレージとしてHDFSをサポートします。この拡張は、オンプレミスのデータセンターおよび複数のパブリッククラウド環境において、計算ノードからストレージを切り離すことで、分析データウェアハウスとしての柔軟性を向上させます。
  • Enterprise ModeからEon Modeへの簡単なマイグレーション - この新機能は、データのバックアップ、カタログデータのEon Modeへのマイグレーション、Eon Modeとしてのデータベースの再起動、といった一連の作業を行い、マイグレーションを行います。

ハイブリッド環境・マルチクラウド環境での実装、オンプレミス環境でのS3互換ストレージの利用、これらはベンダーロックインを避け、今日または将来にわたってみなさまのビジネスに最も適した環境での実装を可能にすることができます。Vertica 10では、インフラストラクチャーのロックインから完全に解放されます。

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(Software product roadmaps indicate Micro Focus' directional intention at a point in time in an evolving environment. This roadmap is subject to change and is therefore not a commitment or representation by Micro Focus to develop, modify, market or deliver a software product, code or functionality, or to meet any specific timetable.)

最適な場所で機械学習を行うことを可能にする「解放」

  • PMMLのエクスポート - Verticaの並列処理でモデルをトレーニングし、別の場所でスコアリングします。
  • TensorFlowとの連携 - GPUを用いてTensorFlowのニューラルネットワークをトレーニングし、Verticaの本番環境で利用します。
  • PMMLのインポート - Python, Spark, SPSS, TensorFlowなど、お好きなフレームワークでモデルをトレーニングし、Verticaで利用します。
  • Verticaデータベース内でのモデルの管理 - テーブルを管理するのと同じように、データと一緒にモデルを管理します。

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ポイント&クリックのインターフェイスを提供するManagement Consoleを用いたワークロードの分離と必要に応じた計算能力の上げ下げを可能にする「解放」

  • Depotの柔軟性 - Depotが大きすぎる・小さすぎる・ちょうど良いなど、Depotの効率を評価し、頻繁に使用されるデータを固定します。
  • Vertica in Eon Mode for Pure Storageに対する拡張 - Vertica in Eon Mode for Pure Storage FlashBladeの環境のモニタリング・管理機能を提供します。
  • サブクラスタの管理 - サブクラスタの作成・削除・起動・停止を行う機能を提供します。
  • さらなる柔軟性 - データベースの削除・リストアを行う機能を提供します。

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プラットフォームからプラットフォームへのデータの移動、データセットの統合、異なるシステムをまたがったクエリの実行を可能にする「解放」

  • 複合データ型を用いた分析 - S3やHDFSに格納されているParquetファイルのマップ型・配列・構造体を扱うことができます。
  • Vertica ROSファイルへの配列型データの格納 - プリミティブ型のデータの一次元配列をサポートします。
  • Vertica ROSファイルへの多次元配列型データの格納 - 多次元配列(ネストされた配列を持つ配列)をサポートします。

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情報漏洩・コンプライアンス問題の懸念からの「解放」

  • 簡素化されたTLS証明書管理
  • 改善されたLDAP Link - より良いユーザ認証機能を提供します。
  • vertica-pythonのKerberos認証のサポート - オープンソースインターフェイスの一つであるvertica-pythonによるユーザ認証が改善されます。

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さらに高速化されたパフォーマンスを用いた分析を可能にする「解放」

  • 仮想環境におけるクエリパフォーマンスの向上
  • 次世代Database Designer - Projection最適化を行うために使用するリソースを桁違いに縮小し、クエリパフォーマンス向上のための一貫したProjectionの最適化を行います。
  • Kafkaスケジューラの向上 - Kafkaとの連携のパフォーマンスを改善します。
  • Management ConsoleでのWorkload analyzerの利用 - クエリパフォーマンスの問題点を洗い出し、自動的に推奨されるアクションを実行します。

これらの内容は新機能のハイライトにすぎないことを信じていただけますでしょうか。Vertica 10を用いたデータ分析は今まさに飛び立ち、ありとあらゆるビジネス課題を駆け抜けていきます。

詳細はVirtual Vertica Big Data Conference 2020の各セッション(英語)をご覧ください。

Vertica 10はもうすぐ提供が開始されます。是非、ご期待ください。

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