Vertica 24.4のリリース

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Verticaの最新版がリリースされました。主な新機能および変更点は以下の通りです。


ARM環境のサポート

一部の早期導入ユーザ向けにサポートしていたARM環境が本リリースより正式サポートとなります。使用する際はARM環境向けのインストーラをご利用ください。TPC-DSを用いたベンチマークでは、1ドルあたりのクエリ実行数を元とした計測の結果、x86と比較して2倍のコスト削減が確認できました。ARMはAWS G2/G3を含むプラットフォームに広くサポートされます。

JDBCドライバによるSession Transferのサポート

Kubernetes環境においてデータベースのダウンタイムを伴わずにアップグレードを行うことができるようになります。その際、JDBCドライバを使用したアプリケーションでは、Session Transferを利用し、停止するSubclusterから自動的に接続先を稼働しているSubclusterに切り替えることができます。

Kubernetes環境におけるCommunal StorageとしてCephをサポート

Object Storeをお持ちではないユーザにEon Modeをご利用いただくための新しいソリューションを提供します。
Eon ModeはEnterprise Modeと比べ、メンテナンスコストを大幅に削減することができます。また、BIエコシステム全体をKubernetes環境で稼働させることにより、拡張性が向上し、信頼性・耐障害性が高まり、移植性も向上し、管理・監視・自動化が容易になり、セキュリティについての判断も容易となります。

Eon Modeクラスタを操作するための直感的なWebユーザインターフェース

Eon Modeクラスタ向けにAdminToolsを使わずに操作を行う直感的なWebユーザインターフェースを早期導入リリースします。ユーザはVCluster Ops APIとCLIを用いたユーザインターフェースを使ってクラスタの管理ができます。これにより、ユーザはVerticaデータベースを管理するためにSSHを使用する必要がなくなります。

Kubernetes Operatorを用いたRestore Point

KubernetesのCustom Resourceを用いてRestore Pointの作成ができるようになります。これにより、ユーザは新しいバックアップの方法を得ることができます。


その他の変更点については製品ドキュメントのNew and changed in Vertica 24.4をご覧ください。是非、Verticaの最新バージョンをお試しください。

Premium Edition(製品版)のダウンロードサイト:https://sld.microfocus.com/

Community Editionのダウンロード:https://www.vertica.com/try/

製品ドキュメント:https://docs.vertica.com/24.4.x/en/

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