でぶさみ2014で1セッションお時間いただきました(ちょっと補足)。

2/13-14と、翔泳社様主催の「DeveloperSummit2014」(通称でぶさみ)に弊社も参加させていただきました(

セッション資料はこちらに上げておきましたので、よろしければ御覧ください)。まとめサイトを拝見していると、「社会的な立場を維持するための告知」がみなさんの印象に一番残っているようで、それはそれで立場が...

今回は、「伝統的な品質管理モデルをアジャイルに適合させる処方箋」と、見るからにいかがわしそうなタイトルですが、告知が期限ギリギリだったにもかかわらず部屋いっぱいにご参加いただき、感謝感謝であります。

時間も限られていたので、補足を何点か上げておきます(たぶん勘違いしている方も多そうなので)。

1)DAD(Disciplined Agile Destgry)はIBMさんの手法か?

 現在DAD自体は、IBMさんの所有物というわけではありません(著作権とかはもっていないと聞いています)。そもそもこのフレームワークの発案者は、Scott Ambler氏です。以前は、Unified Process/RUPのコンサルタントとして活動されていた方で、「Enterprise Unified Process」や「Object Primer」「Database Refactoring」「Agile Modeling」といった書籍を著されています。 

 IBMさん自身のAgile化を推進するために入社され、Rational部門に所属した際にまとめあげたフレームワークがDADです。しかし、氏の以前からの活動を知る方から見ると、「氏のこれまでの仕事の集大成」という意味合いが強いことがよくわかります。

 氏はDAD本が出版されてすぐにIBMさんを退社され、現在は独立コンサルタントとしてDADの普及促進に尽力されていらっしゃいます。

2)HPの人間がDADを推進してだいじょうぶなのか?

 それはこれからわかります...は冗談ですが、1)にも書いたようにDAD自体は公開されたフレームワークですから大丈夫でしょう。

 アジャイルのフレームワークに関しては、弊社としてはニュートラルな立場です。今回のでぶさみセッションでは、ともするとテスティングフレームワークの議論に落ちがちなアジャイルにおけるテストに関して、問題提起しておきたいという想いでお題を設定しました。

3)セッション資料がすべてではありません。

 HPQMから何点か引用させてもらいましたが、もちろんあれがすべてではありません。ビジネス・インパクト分析のセクションでいくつか表を出していますが、それで全て終わりではなく、その後にいろんな作業が続きます。ま、時間的に限られているので、より詳しく知りたい方は、HPQM本をお申し込みいただければと思います。

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