CI/CDプロセスへのHPツール適用について (2回目)

前回から、だいぶ間が空いてしまいましたが、2回目を掲載させてもらいます。

私としては、前回のJenkins向け「HP Application Automation Tools」プラグインの設定方法を記述したので、後はJenkins側の操作になるためそれほど問題にはならないだろうというと思っていましたが、半年近くの間、お客様訪問などを通じて、もっと設定を細かく教えて欲しい、設定したけど動きません、これって設定あってますか。という質問を多々受けました。

そこで、すでにそんなの分かってるという部分も多分にあるかと思いますが、手順を細かく紹介していきます。

まず、前回の設定はそのままという条件ですので、まだ「HP Application Automation Tools」プラグインの設定が終わってない方は前回をみて設定しておいてください。

では、最初に、スレーブにする新規ノードを追加しますので、「Jenkinsの管理」をクリックしましょう(下図参照)。

Jenkins4UFT_000.png

「Jenkinsの管理」画面が表示されるので、ここで、「ノードの管理」

Jenkins4UFT_001.png

「ノードの管理」画面が開いたら、今度は、左のメニューから「新規ノード作成」を選んでみましょう。

Jenkins4UFT_002.png

そして、スレーブマシンとして登録するマシンの情報を入力します。ここは皆さんの環境によって変わると思います。

ここでは、このスレーブマシンを「JNLP経由でスレーブを起動」を選択していますが、ここは皆さんの環境によって方法は異なるかもしれませんので、環境にあった起動方法を選択してください。

設定が終わったら「保存」をクリックします。

Jenkins4UFT_003.png

そして、ノードの画面まで戻って、さきほど、追加したノードが追加されているのを確認しましょう。すると、まだスレーブが起動していないので、「X」マークが見えますね。なので、今度は起動していきます。

Jenkins4UFT_004.png

はい、ここでは、実際のスレーブ側(UFTがインストールされているマシン)のマシンで操作をしてみます。起動方法の中から、今回は、一番上の「Launch」ボタンをクリックして起動してみます。クリックしてみましょう。

Jenkins4UFT_006.png

下記のようなセキュリティ警告がでましたが、「リスクを・・・」をチェックして「実行」クリックします。

Jenkins4UFT_007.png

Jenkins4UFT_008.png

はい、無事接続(Connected)できました。これで前回設定したスクリプトを実行するためのスレーブ側の準備が出来たってことになります。

Jenkins4UFT_008-1.png

では、前回作ったJOB「UFT AutoTest」を実行してみましょう、JOBのリンクをクリックします。

Jenkins4UFT_009.png

そして、左のメニューから「ビルドの実行」をクリックします。私の環境の場合、すでに#31があるので、今回は#32としてビルドされます。

Jenkins4UFT_010.png

ビルド実行がされると、以下の図のようにビルドの進捗バーでどのくらい進んでるかを見る事ができます。

Jenkins4UFT_012.png

そこの日付日時がリンクになってるので、クリックすると、#32のビルドの情報画面が表示されます。そこで、「コンソール出力」をクリックしてみましょう。

Jenkins4UFT_013.png

実際にビルドJOB内で実行されている作業の詳細をここから確かめる事ができます(下図)。見て分かるように、今回は無事成功(SUCCESS)しました。

Jenkins4UFT_014.png

では、結果を見てみましょう。「コンソール出力」から上にもどってみると、成功したので、前回設定したビルド成果物としてレポートがZIPで保存されているのが分かります。内容は通常UFTで実行するとRUNRESULTVIEWERで表示されるものと同様の内容が保存されています。参考のため、ZIPを添付しておきます。

Jenkins4UFT_015.png

また、テストのステータスであれば、「テスト結果」をクリックして内容を見る事ができます。

Jenkins4UFT_016.png

下記のように実行されたJenkinsによって実行されたテストが何であるか、その結果はどうだったかを確認する事ができました。

Jenkins4UFT_018.png

これで、無事実行までできました。今回で、Jenkinsを利用した継続的テストの紹介を終わります。

不定期ですが今後も、CI/CDに関して紹介していきます!!

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