Agile Manager アップデート情報(まとめて)Mar.12.2015版

■サイト、ワークスペース、リリースのメニュー構成が変わりました。 
 これまでは、全体の管理構造としては、[サイト]−[ワークスペース]-[リリース]という流れで管理単位が小さくなってきました。現在のバージョンではメニュー構成がかわり、[ワークスペース]の設定の中で、リリースやチームが定義できます。
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この変更は、以下の2点を目的としたものです。
  • より直感的な操作性をじつげんするため
  • リリースとチームの関係性が変更になったため(後述のワークスペースチーム)
■チームの考え方が拡張されました(ワークスペースチームとフィーチャーチーム)。
 従来のチームは、特定のリリースに紐付く形で定義されていました。これは言い換えるとリリースが変わると同じメンバーでもチームの再定義が必要でした。
最新リリースでは、特定のリリースに紐付くチーム(つまり従来と同様)を「機能チーム(feature team)」、ワークスペースに紐付く(=特定にリリースに縛られない)チームを「ワークスペースチーム(workspace team)」として定義することができます。 fig2.png
これらは、相互に変換することが可能です。ワークスペースチームは、複数のリリースにわたって活動を続けます。そこで、チームの開発能力を分析する機能が提供されます。
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■チームベロシティの予測値を、スプリント単位で設定できるようになりました。
 例えば、「連休がある」「だれかがまとまった休みを取る」「終盤の安定化スプリントだ」等々、チームのベロシティが左右される要因は色々あります。最新リリースでは、チームベロシティの予測値を、スプリント単位で設定することができます。これより、より予定と実績との差異を的確に把握出来るようになります。
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■ALMの新しい同期機構がプレビュー公開
 Agile Manager自身は、テスト関係の管理機能を持っていません。その変わりに、HP ALM/QualityCenterと連携し、ペアでストーリーからテストまで管理するというアーキテクチャになっています。そのためにALMと同期するメカニズム(Synchronizer)が提供されていましたが、その新しいバージョンが(プレビューレベルですが)提供されています。この機能は正式版がリリースされたら、取り上げたいと思います。
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■これら以外にもUIの調整がたくさん
 Agile ManagerはシンプルなUIが高いご評価をいただいている製品ですが、この7ヶ月の間にも多くの改善が行われています(細かいので、一つ一つは説明しませんが)。
■忘れちゃいけない、オンプレミス版のリリース
 最後の最後ですが、これまでSaaS提供のみだったAgile Manager、現在はオンプレミス版(つまり、皆さん自身の環境にAgile Managerサーバーを立てて利用する)が提供開始されています。
 いろいろUI も変わってきたので、また改めてご紹介記事をポストしようと思いますので、少々お待ちくださいませ。
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