ここからはじめよう_ 15 回目 「LRv12 使ってみよう(SiteScope連携編 その2)」

こんにちは、前回に引き続き、HP LoadRunner (以後HP LR) のテスト対象システム(AUT: Application Under Test)のリソース情報を収集するために HP SiteScope (以後HP SiS) と連携して収集していく方法を説明していきます。

今回は、HP LR のバージョン12.02 を対象に説明していきますので、インストールに必要な HP SiS インストーラーとインストールに必要な動作環境が整っているという前提で進めていきます。まだ確認されていない方は、前回を参照してください。 私の環境はHP SiS サーバーとして、「Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1 Standard」 を使ってインストールをしていきます。

さっそく、インストールしていきます。「Software_HP_SiteScope_11.20_for_・・・」(↓下図参照) をダブルクリックしてフォルダを開いてみましょう。

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開いたフォルダの中に「setup.exe」というファイルがありますね?みつかったら、右クリックして「管理者として実行」をクリックしてみましょう(↓)。これでインストールがはじまります。

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このようなセットアップメニュー画面がでてきますね(↓)?では、一番上の「SiteScope 11.20 セットアップ」という文字がインストーラーへのリンクになってるのでそこをクリックしましょう。

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インストーラ自体の解凍が自動ではじまります(↓)。そのまま待ちましょう。

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すると、最初に次のような画面が表示されますので、ここで HP SiS を日本語表示させたい場合は、「日本語」(↓赤枠部分参照)を選択して「OK」をクリックしましょう。

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次はインストール時のログ出力場所の確認が表示されますが、問題なければそのまま「次へ」(↓)をクリックして進めましょう。

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英語でライセンスアグリーメント(こういう条件で使うことに同意しますという内容が書かれてます)がありますのでこちらを確認していただき問題なければ「ライセンス契約の条項に同意します」にチェック(↓)して「次へ」をクリックしましょう。

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すると、ここで HP SiS を利用目的ごとにグループを選択する画面が表示されます。今回は HP LR から HP SiS を連携するので、一番下の「HP SiteScope for Load Testing 」を選んでください(↓赤枠部分)。間違えないようにしてください!!選択したら「次へ」をクリックしましょう。

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次にHP SiS をインストールするフォルダを選択します。ここでは、C:\SiteScope を指定していますが、もし変更する場合はここを編集してください。指定が終わったら「次へ」をクリックします。

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すると、インストールに必要な空き容量やインストールすることができる環境なのか自動でチェックがはじまります。環境によって数分かかります。問題が発生したら、表示されているメッセージに従って対処してください。ここでは無事対応しているとして進めます(下図のようにチェックが正常だとグリーンになります)。「次へ」をクリックしましょう。

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次にインストール内容の確認画面が表示されます。最終確認なのでもし問題があれば、「前へ」をクリックして修正してください。問題なければ、「次へ」をクリックしましょう(↓)。

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インストールがはじまります。環境によって異なりますが、私の場合、完了までに20分ほどかかりました。あせらず待ちましょう!!

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終わると設定画面が自動で開きます(↓)、まだ設定が続きますが、とりあえずおめでとうございます!「次へ」をクリックして設定をしていきます。

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ここで HP SiS の起動後の設定画面にアクセスするためのHTTPでアクセスするポート番号、ライセンスファイル、サービスとして起動するユーザについて設定してきます。

私の場合は、このサーバーで別のサービスが8080ポートで起動しているため、HP SiS 用に8088を設定しました。

ライセンスについては、評価で利用する場合、何もここでいれずに続ければ評価ライセンスが適用されますので、空のままでかまいません。

システムユーザーとして「管理者権限がある」別のユーザで HP SiS を起動する場合は、「このアカウントを使用」をチェックしてOSにログインするときのパスワードを入力しておきましょう。

すべて確認したら、「次へ」をクリックしましょう。

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過去、現在、別の HP SiS でモニタリングしていている資産があれば設定のインポートが可能ですが、ここではないとして「設定をインポートしない」にチェックして「次へ」をクリックします。

SiS015.png

次の画面では「HP Operations Agent をインストールしない」をチェックして「次へ」をクリックして下さい。

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これまで設定したサマリが表示されます。設定に問題あれば「戻る」で設定を編集してください。問題なければ、「次へ」をクリックしましょう(↓)。

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設定にもとづき、実際の HP SiS への設定が反映されていきます。だいたい数分~10分で終わります(↓)。

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終わると、「終了」画面が表示されます。「完了」をクリックして設定画面を終了させましょう(↓)。

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インストール画面に戻りますと、こちらも「インストール完了」が表示されていますね!こちらも「完了」をクリックしてインストール画面を閉じましょう。

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セットアップメニュー画面も「終了」をクリックして閉じましょう (↓)。

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自動的にインストールログが表示されます。特に異常が発生していなければ確認程度にして閉じていいでしょう(↓)。

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まだ、この時点では、バージョンが 11.20 のままです。HP LR 12.02 と連携できるのは 11.24 ですので、パッチを当てていきましょう。「SiteScope 11.20_Patch04_・・・」フォルダをダブルクリックしましょう (↓)。

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フォルダ内の「HP SiS 1124_11.24_setup.exe」を右クリックし「管理者として実行」をクリックしましょう(↓)。

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ここからは、上記と同様の手順でインストールをしていきましょう。最後まで完了すると次のような画面になります。「完了」をクリックして閉じます。

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次にクライアント側(クライアントマシンで必要な条件は前回を参照してください)から初期設定をしておきましょう。

クライアントのWebブラウザから HP SiS の画面にアクセスしてみましょう。私の場合はポートは8088に設定したので、次のようになります。

http://xxx.xxx.xxx.xxxx:8088/SiteScope

IP アドレスもしくはホスト名はみなさんの環境にあわせて変更してください。起動するとJavaアプレットが動き出します(↓)。

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画面が表示されるとこんな感じになります(↓)。ここで「プリファレンス」をクリックしてみましょう(↓赤枠表示部分)。

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ここで「国際化対応版」にチェックがされていない場合は、チェックしてください(↓赤枠部分)。

SiS035.png

はい、ちょっと今回は長かったですが、HP SiS のインストール、初期設定までを実施しました。

次回は実際のモニタリング設定をしていきます。また会いましょう。お疲れ様でした。

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