早速HP ALM/QCにアクセスしてみましょう。
インターネットエクスプローラーで、"{HP ALMサーバーのURL}:8080/qcbin/"にアクセスすると、次のトップ画面が現れます。
「サイト管理」をクリックすると、ログイン画面が現れますから、(前回の記事)「最小限の設定」で設定したサイト管理者のログインID、パスワードでログインしてサイト管理画面に入ってください。
次の流れで話を進めていきましょう。
- ユーザを登録してみる
- プロジェクトを登録してみる
- ユーザをプロジェクトに割り当てる
[1.ユーザを登録してみる]
HP ALM/QCでは、皆さんのプロジェクトの情報を文字通り"プロジェクト"という入れ物に登録することになりますが、このプロジェクト自体は、より大きな"サイト"という場所で管理されます。1つのサイトの中に、1つ以上のプロジェクトを管理できるということです。このため各プロジェクトでのユーザ登録も、次の2段階で行われます。
・まずサイトにユーザを登録する("サイトユーザ")
・サイトに登録されたユーザを、各プロジェクトに割り当てる("プロジェクトユーザ")
これによって、一人のユーザが複数のプロジェクトに、異なる役割で参画することが出来ます(※この役割に応じて各種の機能へのアクセス制限をかけることが出来ます)。
・・・ということで、まずはサイトユーザを登録しましょう。
ずら~っとならんだ機能のタブから「サイトのユーザ」を選びましょう。
以下がユーザ登録の画面です。
「 新規登録」ボタンをクリックすると、画面右側に、空のユーザ詳細が表示されますので、必要な情報を入力してください。パスワードを設定する場合は、画面イメージにある「パスワード」ボタンをクリックして設定することができます。
[2.プロジェクトを登録してみる]
次はプロジェクトを登録してみましょう・・・といっても、なんとなく想像できるように、「サイトのプロジェクト」タブをクリックしてみましょう。
左側のツリー構造が、この"サイト"の論理構造を反映しています。
サイト内では、"ドメイン"と呼ばれる単位で、プロジェクトをグルーピングすることができます(初期状態では、"DEFAULT"ドメインが定義されています)。各ドメインには、"プロジェクト"と"テンプレート プロジェクト"という入れ物があり、前者には実際のプロジェクト情報が格納され、後者にはプロジェクトの元になるテンプレートが格納されます。
では実際にプロジェクトを作ってみましょう。
画面右側の「プロジェクトの作成」をクリックすると、次のダイアログが現れます。
「空のプロジェクトを作成する」を選択して「次へ」をクリックすると・・・
このダイアログで、プロジェクト名を入力し格納するドメインを指定します。
プロジェクト情報が格納されるデータベースを訊かれますが、今回はお気楽設定なので、あまり考えずに「次へ」をクリック・・・
この画面でサイトユーザの一覧(画面右側)から、プロジェクトの管理者を割り当てます。
途中、「機能拡張」を選択するダイアログが出ますが、それは無視して「次へ」をクリックすると、
最終確認画面が表示されます。
これで「作成」をクリックするとプロジェクトが作成されます。
[3.ユーザをプロジェクトに割り当てる]
仕上げに、プロジェクトにユーザを割り当てましょう。
画面左のツリー構造で今作ったプロジェクトを選択した状態が以下の画面ショットです。
「ユーザリストから追加」を選択すると、次の画面が現れます。先ほどと同様に、サイトユーザの一覧(画面右)から、このプロジェクトへ割り当てるユーザを指定します。
Ctrlを押しながらクリックすると、画面のように、飛び飛びで複数のユーザを指定できます。
[おわりよければすべてよし]
それでは、ちゃんと登録できたか確認してみましょう。
一旦ログアウトして、再度"{HP ALMサーバーのURL}:8080/qcbin/"にアクセスしてみましょう(つまり、本稿の最初にもどります)。そこから、「ALMデスクトップ クライアント」を選択します。
一般ユーザはここからログインします。「名前」と「パスワード」にサイト管理でプロジェクトに割り当てられたユーザIDとパスワードを入力し、「認証」ボタンをクリックします。ALM/QCサーバーに問い合わせて、そのユーザが割り当てられているプロジェクトと(そのプロジェクトが所属している)ドメイン情報が取得されます。
・・・とまぁ、こんな感じになります。では、「ログイン」してみましょう。
無事ログイン出来ました。お疲れ様でした!
これで評価を始めることが出来ます。
次回以降は、実際に情報を登録していろんな機能をさわってみようと思います。
今回はここまで。