12.0の新機能として、Verticaデータベースの接続に対するTCP Keepaliveの設定が以下の設定パラメータを用いて行えるようになりました。
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KeepAliveIdleTime:最初のTCP Keepalive Packetを送信するまでの時間(秒)。
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KeepAliveProbeCount:クライアント接続が切断されたと認識させるまでの未応答Packet数。
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KeepAliveProbeInterval:TCP Keepalive Packetの送信間隔(秒)。
今まではVerticaデータベースだけに必要な設定だったとしても、システム全体に影響を与えるOSのTCP Keepaliveの設定変更で対応を行う必要がありました。今後は、データベース管理者はシステム全体への影響を避け、Verticaデータベースのみにこの設定変更を行えるようになりました。
本実装は12.0だけではなく、11.1.1-2および11.0.2-12でも行われており、これ以降のHotfixをお使いのデータベースでも有効です。
この実装により、Verticaデータベースに対するTCP Keepaliveの設定はOSの設定と依存性がなくなりますのでご注意ください。既存のデータベースにおいてOSの設定をデフォルト値から変更して運用されている場合、前述のリリースにアップグレードする場合はアップグレード後に必ずVerticaデータベースの設定パラメータの値をOSの設定に合わせてください。
製品ドキュメントのTCP Keepaliveの記述は以下を参照してください。