Vertica 12.0.1のリリース

  • hibiki

Vertica 12.0.1がリリースされました。
本リリースは12.0のサービスパックの位置づけになります。Verticaはみなさまからのフィードバックに基づいた改善を継続して行っております。
主な新機能および変更点は以下の通りです。


admintools

stop_dbとstop_subclusterでの停止方法がGraceful Shutdownに

Eon Modeデータベースでadmintoolsのstop_dbまたはstop_subclusterを実行した際のデフォルトの停止方法がGraceful Shutdownになります。どちらのコマンドもGraceful Shutdownのパラメータを指定したり、直ちに強制的に停止させるオプションを提供します。

Client Driver

OAuthJsonConfigパラメータを優先的に

接続パラメータのoauthjsonconfig(ODBC)およびOAuthJsonConfig(JDBC)での設定が非推奨扱いとなっている次のパラメータによる設定より優先されます。

  • OAuthAccessToken/oauthaccesstoken
  • OAuthRefreshToken/oauthrefreshtoken
  • OAuthClientId/oauthclientid
  • OAuthClientSecret/oauthclientsecret
  • OAuthTokenUrl/oauthtokenurl
  • OAuthDiscoveryUrl/oauthdiscoveryurl
  • OAuthScope/oauthscope

Complex Type

Complex Typeのカラムへの新しいフィールドの追加が可能に

以前までは、Verticaのテーブルが持つComplex Typeのカラムのフィールドを変更することはできませんでした。本バージョンより、ALTER TABLE文を用いて既存のComplex Typeのカラムに新しいフィールドを追加できるようになります。

ROW型の固定値に対するフィールド名の指定が可能に

ROW型の固定値を定義する際、AS句を用いて個々のフィールドに名称を付与することができるようになります。

コンテナ・Kubernetes環境

coreファイル生成のためのSecurity Context権限の昇格

Custom Resource DefinitionのsecurityContextのパラメータを用いて、Vertica serverコンテナの権限を昇格できるようになります。これにより、制限されているアクション、例えば実行中のVerticaプロセスの情報を持つcoreファイルの生成など、が行えるようになります。

機械学習

異常検出アルゴリズム Isolation Forest

APPLY_IFORESTファンクションにcontaminationパラメータが追加されます。このパラメータは、教師データにおいて異常値と認識されるデータの概算割合を表します。ファンクションはこのパラメータの値を使って異常値の閾値、異常値と判断される最小の値、を計算します。contaminationパラメータは、閾値を明示的に指定するthresholdパラメータの代わりに使用することができます。

Management Console

Eon Mode on AWSでのrootボリューム暗号化

Eon Mode on AWSにおいて、Management Consoleから次の操作を行う際、rootボリュームがデフォルトで暗号化されます。

  • Provision a database
  • Revive a database
  • Scale up a database
  • Add a new subcluster

AWSでのgp3ボリュームタイプのサポート

Verticaは、AWSのrootおよびEBSボリュームのデフォルトのボリュームタイプとしてgp3ボリュームタイプをサポートします。gp3ボリュームタイプはgp2ボリュームタイプと比べてコストメリットがあり、かつ、より優れたIOPSを持ちます。
VerticaはEnterprise ModeおよびEon Modeの両方において、次の操作を行う際のデフォルトのボリュームタイプとしてgp3ボリュームタイプを使用します。

  • Create a database
  • Revive a database
  • Add a subcluster
  • Scale up a subcluster

既存のSubclusterがgp2ボリュームを使用している場合、スケールアップの操作では引き続きgp2ボリュームを使用します。

さらに、Vertica CloudFormation Template(CFT)はデフォルトのボリュームタイプとしてgp3ボリュームを使用します。

AWS i4iインスタンスタイプのサポート

Management Consoleは、データベース作成時に3つのi4iインスタンスタイプを新たにサポートします。

パフォーマンス向上

REFRESH_COLUMNS

Flattened TableのSET USINGカラムにNULL値などの固定値を設定する場合のパフォーマンスが向上します。以前までのリリースと比べて、REFRESH_COLUMNSをREBUILDモードで実行し、SET USINGで固定値を生成する場合の速度が格段に速くなります。

バックアップ・リストア

マニフェスト処理およびガベージコレクションが改良され、vbrによるバックアップ・リストアの性能が向上します。

S3 Object Store

Server-Side Encryption(SSE)

Verticaは3つのServer-Side Encryptionタイプ、SSE-S3・SSE-KMS・SSE-Cをサポートします。

セキュリティ・認証

TLS Configurationの作成

TLS Configurationの作成ができるようになります。作成したTLS Configurationを次のデータベースパラメータに設定することで、それぞれの接続タイプの暗号化を設定できます。

  • ServerTLSConfig
  • HttpsTLSConfig
  • LDAPLinkTLSConfig
  • LDAPAuthTLSConfig
  • InternodeTLSConfig

InternodeTLSConfigのTLSMODE

ノード間通信の暗号化のTLSMODEパラメータをALTER TLS CONFIGURATIONを用いて指定できるようになります。

SQLファンクション・ステートメント

TLS Configurationの作成および削除

新たにCREATE TLS CONFIGURATION文、DROP TLS CONFIGURATION文が導入されます。

REFRESH_COLUMNSの変更

REFRESH_COLUMNSファンクションは、Partition Keyの範囲が複数のROS Containerにまたがっていたり、1つのROS Containerの一部分である場合においてROS Containerを分けるかどうかのフラグを持つようになります。デフォルトではこのフラグはtrueとなっており、必要に応じてROS Containerが分割されます。

ユーザ・権限

暗号化オブジェクトの権限の拡張

KEY・Certificate・TLS Configurationにおいて権限の付与・削除がサポートされます。
スーパーユーザは自身が所有していない暗号化オブジェクトに対して制限された権限を持ちます。


その他の変更点については製品ドキュメントのVertica 12.0.x New Features and Changesをご覧ください。是非、Verticaの最新バージョンをお試しください。

Premium Edition(製品版)のダウンロードサイト:https://support.microfocus.com/downloads/swgrp.html

Community EditionのダウンロードおよびVertica Acceleratorの試用サイト:https://www.vertica.com/try/

製品ドキュメント:https://www.vertica.com/docs/12.0.x/HTML/index.htm

タグ:
カテゴリ: